古くから日本で親しまれているユズの精油は気持ちを前向きにし美肌効果も抜群

アロマセラピスト
重松 浩子

ユズのさわやかな香りでストレス撃退

高知県の名産品として知られるユズの精油はストレスの軽減や、美肌効果が期待できる

 高知県が含まれる四国は、柑橘系の果物の産地として知られています。高知県は日照時間が長く、温暖な気候ながら、降水量も多いのが特長です。果物の栽培に恵まれた気候のため、水不足や日照不足に悩むことも少なく、多くの農作物が収穫できる地域でもあります。中でも名産品として知られるのがユズです。

 ユズは10月~12月にかけて収穫され、果汁を搾り果実酢として親しまれています。搾って残ったユズの皮はマーマレードや薬味などに使われています。ユズの皮のほとんどは産業廃棄物として処分されてしまいます。処分されるユズの皮から圧搾法や水蒸気蒸留法という方法を用いて精油が造られているのです。

 ユズの精油には「リモネン」「α–ピネン」「γ–テルピネン」などの芳香成分が含まれています。ユズは古くからユズ湯としても使われ、親しみのあるすっきりとした香りが特徴です。柑橘系のさわやかな香りで気持ちを前向きにし、ストレスを軽減することが期待されています。

 また、ユズの精油は美肌効果があることが知られ、スキンケアにもおすすめです。

 そのほか、四国ではミカン、レモンなどのさまざまな柑橘系の精油が作られています。北海道にはラベンダー、秋田県には秋田スギ、沖縄県にはゲットウといった、地場の植物を使った精油がたくさん存在します。日本の植物から取られた国産精油の普及活動にこれからも取り組み、地域に眠っている魅力的な精油を広めていきたいと思います。